そこでこのサイトでは、トラックのレンタカーの仕組みについて、補足的な解説をしています。
目次
パワーゲートとは
トラックのパワーゲートは、荷物の積み下ろしをする際、重宝します。
パワーゲートとは、車の後ろに装着してある、エレベーター(昇降機)の一種です。
スーパーマーケットなどの商品納品に使われているトラックがよく装備しています。
冷蔵庫などの大型家具を荷台に載せるのは、想像以上に大変です。
しかし、パワーゲートを利用すれば、重い荷物を載せるのも降ろすのも楽になります。
- パワーゲートは、重い荷物を積み下ろしするときに重宝します
超便利なシステム ワンウェイ(乗り捨て)とは
ワンウェイ(乗り捨て)利用とは、借りた店舗と返す店舗を変えることです。
引越しで利用する場合は、ワンウェイでの利用になることが多いと思います。
ワンウェイ利用料金が設定されているので、予約前に各社比較して、一番安いレンタカー会社を選びましょう。
また地下にある店舗や、車高制限のある店舗には、箱型トラックが返却できない場合もあります。
そういった点にも注意して、予約をすると良いでしょう。
ワンウェイとは、借りた店舗とは違う店舗で返せるシステム。引っ越し先でトラックを返却できるので、とても便利。
スタッドレスタイヤとは
スタッドレスタイヤとは、雪道を走るために作られた冬用のタイヤのこと。
これに対し、夏用のタイヤをラジアルタイヤと呼びます。
冬場のレンタカーは、ラジアルタイヤから、スタッドレスタイヤに履き替えて貸し出されます。
スタッドレスタイヤは、冬の雪道でも比較的滑りにくい設計になっているタイヤのこと。
スタッドレスタイヤは、夏用タイヤに比べて、タイヤのゴムが柔らかく作られているのが大きな特徴です。
このため、地面との接地面積が増えて走行の安定性が向上するのですね。
降雪時や、降雪の予想される地域へ引っ越す場合は、スタッドレスタイヤが装着されている車か、よく確認しましょう。
- スタッドレスタイヤは、雪道を走る用のタイヤ
- 特に降雪のある地域への引越し時は、スタッドレスタイヤが装着されてるか注意
スタッドレスタイヤを履いていれば、チェーンは不要?
今でこそ、スタッドレスタイヤは一般的となりましたが、十数年前までは冬はタイヤチェーンをタイヤに巻くのが主流でした。
近年のスタッドレスタイヤは、性能が向上してきたので、タイヤチェーンを装着する必要性は薄れてきています。
そのため、レンタカーでも、タイヤチェーンをオプション品として貸し出ししているお店は、ほとんどありません。
高速道路などで「この先チェーン規制あり」という表示があっても、スタッドレスタイヤを装着していれば、問題なく通行できます。
ただし、豪雪地域へ引っ越す場合は、スタッドレスタイヤだけでは走れなくなる可能性もあるので、レンタカーの利用自体を断念するのが無難ですね。
- スタッドレスタイヤがあれば、チェーンは不要
- 豪雪地域の引っ越しは、レンタカーを断念するのが無難
2トントラックと4トントラックの違い
一口に「トラック」と言っても、大きさは多種多様です。
トラックを大別すると、小型・中型・大型に分けることができます。
レンタカーを使って引っ越しするならば、小型か中型トラックになるでしょう。
一般に、小型トラックは、1トントラックや、1.5トントラックなどを指し、中型トラックと言えば、2 tトラックや4 tトラックを指します。
引っ越しに使うトラックのレンタカーは、主に
小型トラック……1トントラック、1.5トントラック
中型トラック……2トントラック、4トントラック
2トントラックとは
2トントラックとは、車両総重量が3.5未満で、最大積載量が2トン未満のトラックを指します。
定員は3名のトラックが多いです。
ダブルキャブと呼ばれる2列シートになっているトラックの場合は、6名まで乗ることができます。
2人までの引っ越しなら、2トントラックでも大丈夫でしょう。
- 1~2人の引っ越しは、2 tトラックで大丈夫!
4トントラックとは
4トントラックと小型の2トントラックは、車両総重量と最大積載量によって区別されます。*
4トントラックはトラックの全長が長い分、荷物もたくさん載せることができるので、最大積載量も変わってきます。
最大積載量5トン未満、車両総重量8トン未満、これが一般に4トントラックが指すトラックのスペックです。
4トントラック以上になってくると、普通自動車免許では運転ができない点には注意が必要です。
家族4人の引っ越しなどは、4トントラックがおすすめ
ただし、運転できる免許が限られてくるので、注意が必要!
4トントラックは、一部の普通免許か、中型免許以上
運転免許制度は過去に二度変わっているため、
- 2007年以前(最初期の区分)に取得した普通自動車免許は、4トントラックまで
- 2017年3月以前(第二期の区分)に取得した普通自動車免許は、2トントラックまで(2トントラックも一部運転不可)
- 2017年3月以降(最新の区分)に取得した普通自動車免許は、1.5トントラックまで
が運転可能です。
レンタカーでトラックを借りる場合は、自分の免許で運転できるトラックの範囲を、必ず事前にチェックしましょう。
トラックにチャイルドシートは必要?
6歳未満の子どもを乗車させる際には、チャイルドシートの着用が義務付けられています。
反則金はありませんが、違反した場合は、1点の減点です。
子どもの安全のためにも、チャイルドシートは着用するようにしましょう。
レンタカー会社で、オプション品として扱っているところが多いので、予約の際に確認してみてください。
- 6歳以下の子供を乗せるなら、チャイルドシートが必須
ラッシングベルトの使い道
荷物を荷台に固定するときに大活躍するのが、ラッシングベルト。
冷蔵庫やテレビなどの大型家具を固定する際は、ぜひ利用しましょう。
しかし、引っ越しはそう何度もしない人が大半ですので、わざわざ購入するのももったいないですよね。
そんなときは、レンタカー会社で借りることができないか、予約の際に確認するのがオススメ!
トラックを取り扱っているレンタカー会社であれば、オプションとして用意されている確率が高いです。
ラッシングベルトは、大型家具の固定に大活躍! 安全のために、トラックのレンタカーとセットで借りましょう。
オートマ(AT)車のトラックはある?
オートマ(AT)車とは、オートマチックトランスミッション車両の略称です。
オートマ(AT)車の特徴は、ギアチェンジの手間がなく、運転が簡単なことです。
反対に操作が複雑なのは、マニュアル・トランスミッション車、通称マニュアル(MT)車です。
マニュアル(MT)車はクラッチペダルを踏んで、ギアチェンジを手動で行う必要があるため、操作が複雑になります。
一昔前は、トラックやバスなど商用車は上り坂や発進時にパワーを必要とするため、手動でギアチェンジをして出力の調整ができるマニュアル(MT)車が主流でした。
しかし、現在ではオートマチックトランスミッション技術の向上により、トラックでもオートマ(AT)車両が多くなりつつあります。
そのため、オートマ(AT)限定免許証でもトラックが運転できます。
それでも、一部のレンタカーにおいては、マニュアル(MT)車の可能性がありますので、トラックを予約する際には、事前にトラックがオートマ(AT)車なのかMT車なのかを確認するようにしましょう。
近年は、レンタカーでもAT車のトラックが増えている。
しかし、一応事前に確認しましょう!
車検証とは? ガソリンの種類の確認方法も!
車検証とは、自動車検査証の略称です。
自動車が保安基準に適合していることを証明する、大切な書類になります。
レンタカーを借りる際には、車検証が車に搭載されているかをしっかり確認しましょう。
載っていなかった場合は、運転者の責任となってしまいます。
車検証は、自賠責保険証と一緒に、貸し出し時に受付カウンターで渡されることもあります。
また、車検証で燃料の種類を確認しておきましょう。
トラックの場合は、ほとんどが軽油です。
しかし、バンの場合は、一部レギュラーガソリン仕様の場合があるので、気をつけましょう。
出発時に、レンタカー会社の店員さんに、口頭で燃料種類を確認しておくと確実です。
- 車検証の有無は、絶対に確認しましょう!
- ガソリンの種類は、店員さんに口頭で聞くか、車検証で確認を。
ETCカードのメリットは?
ETCカードの「ETC」とは、「Electronic Toll Collection System」の頭文字を取ったものです。
高速道路・自動車専用有料道路を通過する際、自動的に引き落としをしてくれる便利なカードです。
PASMOやSUICAの自動車版、というのが一番伝わりやすいでしょうか。
ETCカード車載器とは、そんなETCカードを読み取るためのデバイスのことです。
また、ETCカードは、クレジットカード会社が発行しているので、クレジットカードを持っていないと、作ることができません。
レンタカー会社によっては、このETCカードを貸し出してくれるところもあります。
車の返却時に、通行料金の精算をする仕組みです。
ETCカードを利用することによって得られるメリットは、料金所で通行料をいちいち支払う手間が省けるだけではありません。
ETCカードで高速料金を払うと、通行料が安くなることがあるんです。
特に引っ越しなどで長距離を移動する場合は、倍以上、通行料金が違ってくる場合もありますので、なるべくETCカードを持つか、レンタルするようにしましょう。
もし、ETCカードを持っていないのであれば、ETCカードをレンタルすることができるレンタカー会社を選びましょう。
ETCカードを利用することで、
- 料金は安く
- 支払いは早く
できる!(所持していない場合は、レンタカー会社でトラックと一緒にレンタルしましょう)
ABSとは
ABSとは、アンチロックブレーキシステムの略称です。
緊急時に急ブレーキをかけた際に、作動するシステムです。
思いっきりブレーキを踏んだままの状態でも、タイヤをロックしてしまうことなく、自動的にブレーキの効きを調整してくれます。
結果として、車の走行安定性を確保することができるので、ハンドル操作である程度の危険回避が可能になります。
- ABSは、緊急時の安全に大きく貢献します
ゴールド免許のメリット
ゴールド免許とは、運転免許証の有効期限欄の部分が金色の免許証を指します。
ご存知のかたも多いかとは思いますが、過去五年以内に無事故・無違反だと、次回更新時にゴールド免許になります。
レンタカーを借りる際に、ゴールド免許だと割引を受けることができるレンタカー会社もあるので、もしゴールド免許をお持ちであれば、ゴールド免許割引を実施しているレンタカー会社を選ぶと、お得です。
ゴールド免許は、安全運転の証! レンタカー会社によっては、トラックのレンタル料金が割引されることも……
トラックのレンタカーで分からなくなる、各種補償とは
トラックのレンタカーを利用しようとしたときに、必ずと言っていいほどひっかかるのが補償制度。
ここでは、トラックのレンタカーに関連が深い免責補償、車両補償、対物補償、ノンオペレーションチャージ(休業補償)の4つをご紹介します。
免責補償とは
*補償系は図説ほしいですね
*以下、「ます」終わりが続いているので、語尾に変化がほしいです。(語尾変化案は下記の通り)
事故を起こしてしまった際に、自分が負担しなくてはいけない上限額が、免責補償です。
例えば、自損事故の場合で車両補償のみ負担になった場合、車両免責金額5万円と定められていれば、自分が負担するのは5万円だけで済みます。
多くのレンタカー会社では、この免責保証金もカバーする保険が用意されています。
レンタカーで免責補償保険を付ける場合は、大手レンタカー会社のほとんどが24時間あたり1,080円(税込)からです。
この免責補償保険に加入すると、後述する車両補償金と、対物補償金を支払わずに済みます。
ただし、免責補償保険へ加入している場合でも、ノンオペレーションチャージ(休業補償金)は支払わなければなりません。
さらに上位の保険で、安心パッケージ・安心保障保険などの保険。
この保険に加入すれば、ノンオペレーションチャージまでカバーできます。
こちらの保険の追加保険料金は、24時間あたり540円(税込)からと各社異なっているので、またトラックの場合は、安心パッケージなどの追加保険を付けることができない場合もあるので、予約時に確認しましょう。
予約の時に確認しましょう。
分かりづらい保険は、とりあえず
- 補償範囲(自損、対人、対物など)
- 免責補償額=事故時に請求される最高額
だけ抑えておきましょう!
車両補償とは
車両補償とは、万が一車を借りている時に事故を起こしてしまった場合に、支払わなければならない補償金のことです。
言い換えれば、車両の修理費を補償する、ということ。
トラックの場合ですと、5万円以上になる場合もあります。
大手レンタカー会社ならば、車両補償金額に上限があります。
一方、最近増えてきた格安レンタカー会社の場合は、免責保証金額に上限がない場合があります。
この場合、時価総額、つまり車両の修理に30万円かかったら、全額を補償して支払わなければなりません。
レンタカーを借りる場合は、車両補償金額についても確認して、借りるお店を選ぶべきでしょう。
車両補償は、借りているトラックを壊してしまったときの修理費のこと
対物補償について
対物補償とはレンタカーを利用中に、他者の所有物に対して与えてしまった損害を補償することです。
車対車の場合もありますし、モノと車の場合もあります。
多くのレンタカー会社では、対物免責額の上限を定めていますが、一方で、対物補償金額も上限を定めていないレンタカー会社もあります。
予約をする前に、よく確認をしておきましょう。
対物補償は、事故のときに他人の所有物を壊してしまったときに、請求される
ノンオペレーションチャージ
ノンオペレーションチャージは、休業補償金とも言われます。
利用中に事故によって車を貸し出しできない状態にしてしまったことによる、損害賠償金と考えるとよいでしょう。
事故だけに限らず、車内の著しい汚損なども対象です。
次のお客さんに貸し出せない状態にしてしまったら、このノンオペレーションチャージを請求されます。
万が一のことを予測して、免責補償の項目で説明した安心パッケージなどへの加入も検討しておきましょう。
特に運転し慣れない道へ行く引っ越しで、トラックで行くというのであれば、加入をオススメします。
ノンオペレーションチャージは、借りたトラックを壊したり汚してしまったときに発生する、貸し出せない期間による損害の補償のこと
特装車ってなに?
特装車とは、積載車やパワーゲート装備付のトラックのことを指します。*のことです。(「ます」終わりをさける)
トラックと一口にいっても、平ボディ(アルミブロック)、アルミバンなど種類があります。
引っ越しをするのであれば、アルミバンがオススメです。
平ボディだと雨が降ってしまった場合に、荷物が濡れてしまいます。
カバーをかけてもいいですが、固定が面倒になるので、アルミバンにしたほうが安心です。
特装車=特殊な装備の車(パワーゲートなど)
禁煙車では、絶対に禁煙です
禁煙車とは、文字通りタバコを車内で吸うことができない車です。
禁煙車にも関わらずタバコを吸った場合は、ノンオペレーションチャージを請求されます。
借りる本人は把握していても、同乗者が禁煙車と把握していない可能性があります。
禁煙車を借りた場合は、同乗者にも禁煙車である旨を伝えて、車内での喫煙は止めてもらいましょう。
最近出始めた電子タバコも、車内喫煙不可としている場合が多いです。
ですが、多くのトラックの場合は、喫煙車として貸し出されています。
長距離を運転することを考慮し、車内での喫煙ができる車の方が、需要があるためでしょう。
もし、臭いが気になるようであれば、禁煙車指定もできます。
予約の際に、レンタカー会社へ禁煙車か喫煙車か確認しましょう。
禁煙車で喫煙すると、ノンオペレーションチャージを請求されるので、注意が必要
電子タバコも禁止のことがあるため、事前に確認しましょう!